制御盤の無い煙連動防火シャッター点検ほか

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 12月も押し迫ってきました。年内に終わらない仕事を1月に回していたら1月もだいぶ埋まってきてしまい果たして1月の点検もどうなる事か・・・1日に2,3点検部隊を並行して実施して何とかこなしていきたいですが毎日現場を並行していくと事務処理が滞ってしまいます。

さてタイトルの件ですが、防火シャッターの点検をしようと思い煙感知器があるので受信機を見ても複合盤でないし単独制御盤をいくら探しても見つからず不思議に思っていたのですが、点検表を見ると「防火シャッターは作動と同時に起動します」と記載されてました。

今まで見た事ないタイプですが、特殊なベースに緑色の交流電源ランプが点灯いていて制御盤と同様の役割を果たしているのかもしくはベースの奥に中継器か何か存在しているのか?配線は確認しませんでしたが、煙感知器が作動すると同時に防火シャッターへ電圧を送っているものと思います。確認灯がついている間は復旧ワイヤーを引っ張っても離すとシャッターが落ちてきましたが、感知器の確認灯が少し時間が経って復旧するとシャッターも停止しました。当然、確認灯もつきますしベース側の交流電源灯もついているんで、どこかから電源を引っ張っているんでしょう。次回点検時にはブレーカーを探して配線を確認してみたいと思います。

おそらく蓄積している雰囲気も無いし、連動停止スイッチも当然無いんであまり良い仕組みとは思えませんが防火シャッターを低コストで煙連動に変更するには良い仕組みかもしれません。

また先日点検した所では普通のニッタンのP型1級受信機が設置されていたのですが階段の2種煙や防火戸用の3種煙が能美防災製で見た事のない青丸がついていて作動がかなり鈍く不思議に思い脚立を持ってきてヘッドを外してみると非蓄積型ではなく蓄積型の感知器が設置されていました。そういえばいつも見るようなニッタンの受信機ではあったもののいつも見つけずらい個所にある蓄積解除のレバーが見当たらず見つからないまま点検をしていました。たまに自動復旧スイッチが蓄積解除を兼ねる場合もあるので。よくよく受信機の銘板を調べてみると非蓄積タイプ。差動スポットや定温は通常のタイプなんで、こちらは作動と同時に蓄積かからず発報するものと思いますが、さすがに防排煙や階段煙は作動と同時に蓄積がかからないとマズイので蓄積型の感知器を設置したのかも。

まだまだ10年以上点検していても会ったことのない設備ってあるんですね。面白いなぁと思いました。おそらくニッタンでは蓄積型の煙感知器が無いので能美を設置したのか?熱の蓄積型の感知器は存在しないのか?いろいろ興味は尽きませんね。


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