
とうとう梅雨となり、点検するにはうっとおしい季節になりました。毎日、いつも通りの現場で特に目新しいネタが無く何を書いてよいのやら・・・(笑)
6月に入り教育施設案件の点検がボチボチ開始されてきました。昨年もやった現場なのでかなりスムーズに点検できて、現場終わりが14時半なんてことが多くなり1名少なくて良いのでは?と思い次回から人員配置を考えていこうかと思っています。
学校での点検で問題があるとしたら防排煙設備の中の防火シャッターですね。以前は防火ダンパーがある施設も点検していたんですが、今回の学校シリーズでは防火ダンパーは一切無いんで防火シャッターが唯一の鬼門といったところでしょうか。いつもは後輩に任せており優秀なんでなんやかんや容易に解決して大変さを理解せずに終わってしまうんですが、今回は自分が担当する機会がありいろいろ知ったこともありました。
防火シャッターは復旧方法が何しろ様々で復旧方法を把握していないと最後まで降ろしてしまい巻き上げに大変な思いをすることに相成ります。先日行った施設では写真のように下部手動式のシャッターでこういったタイプでは下にある取っ手(サムピース)を90度に回すことにより停止する事ができます。180度上にすれば手動降下する事ができます。そして防火シャッター用のハンドルで巻き上げをします。なので今回も下部手動式なのでサムピースを回して復旧するかと思いきや(汗)全く復旧できず全閉・・・上部にある鉄板部分にビスが10個以上あって、やっと外すことによって鉄板の中の復旧ワイヤーを引っ張って復旧。このシャッターが1F~5Fまで5枚×2階段、計10か所。電ドル常備していなくて、たまたま電ドル持っていた方がいたから助かった~結構、鉄板が重くて戻す際に片手で鉄板を押さえながら一発目のビス穴にビスを止めるのに凄く苦労しました。力が無いんで腕がプルプルしながらビス穴がずれないようにするのが大変。
またこの前の施設では、吹き抜け個所のシャッターで一つの煙感知器で5枚のシャッター+防火戸2枚が作動。シャッターは自動復旧と記載されていて当然、前回試し済みなんで大丈夫なんですがそれでも自動復旧しなかったらと心配しつつGO。復旧ワイヤーなどを引っ張らずとも復旧するタイプはあまり見た事が無い。ところがこちらのシャッターは受信機で復旧を入れた瞬間にシャッター停止。また巻き上げも電動なんで、何ら問題なかったです。ただ作動させる感知器の場所によっては4Fシャッター10枚、3Fシャッター10枚、防火戸複数が一気に作動するという恐ろしい話。ちゃんと受信機と連携し作動番号(R型なんで)を把握して起動するシャッターを理解しておかないと事故につながりかねませんね。
また他の施設では、防火シャッターの復旧方法を探して天井裏をのぞいて怪しいワイヤー引っ張ると防火シャッターが起動、これは手動起動ワイヤーだからこれ以外に復旧方法がないか探しても見つからず、後輩に聞くと「どうでしたっけ?とりあえずやってみましょう」という事で起動GO、手動起動ワイヤーと復旧ワイヤーがどうやら兼任しているワイヤーらしく無事復旧。
あと危害防止装置をあと付けしている防火シャッターも厄介な事あります。シャッターBOX内の復旧ボタンと防排煙制御盤の復旧レバーと危害防止装置の座板スイッチとの兼ね合いタイミングで復旧したりしなかったり。なんかよくわからんけど復旧したみたい。なんてことありませんか?電源のONOFFして復旧したりなんてこともありますね。
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