消防訓練のための訓練(救助袋降下訓練)

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 先日、教育施設へ消防訓練のための訓練に行ってきました。生徒への訓練ではなく先生への訓練です。本物件では仕様の中に消防訓練の立会い指導を依頼があった場合には実施する事となっていますが…(汗)

訓練に行けば往復半日は差っ引かれてしまうし、いったい何回、訓練立会に行けばいいんだ!という事で勘弁してほしい旨をお話するんですが今回の物件では理由もあり何とか他の改修作業とあわせて行ってきました。

理由というのは本物件で昨年の救助袋訓練の際に女子生徒が降下訓練でスピードが出過ぎて着地の際に転倒して腰を強打するという事例がありました。幸い怪我にはならなかったのですが正直心配になりしっかり訓練が必要と判断しました。あまり学校側も深く考えてないようで前回同様の訓練という事で実施予定だったので、自分としてはやれる事をやって伝えるべき事は伝えておかないとと思いました。

本建物では他の学校と違って3階に救助袋が無く、4階と5階に1台ずつ。他の学校では3,4,5階に2台ずつ位があるのが普通なんですが、敷地が少なくそういった設置になったように思います。前回は5階から降下訓練を実施したという事で今回も5階から実施予定らしく5階は正直怖いなと。

施設に行くと今回は4階からという事でホッと胸をなでおろしました。前回は4階個所が工事中という事で5階から実施したようです。訓練担当の方とお話して上と下に10名ずつ位分かれて訓練指導することに。今回はネットから検索して注意事項を印刷して配布読み上げつつ、大事なところを重点的に説明してから訓練をしました。

1 基本的留意事項
 救助袋の使用上必要な次の事項について、訓練参加者に周知徹底すること。
 (1) 部分的に急降下する等の危険性を排除するため、展張された袋本体がねじれていないこと
  を確認すること。
 (2) 降着の際の緩衝装置として設けられた保護マットや受布が適切に設定されていることを確認
  すること。
 (3) 降下中に足が引っかかり、降下姿勢が変化することにより負傷するおそれがあるため、ハイ
  ヒール等のかかとのとがった靴やゴム底などの摩擦の大きい履物の使用を避けること。
 (4) 原則順番に1人ずつ降下し、何人もが同時に降下しないこと。
 (5) 使用後は、避難時に迅速かつ確実に使用できるよう、確実に正しく収納すること。
 (6) 救助袋を引き上げる際には、安全帯等を装着し、身体の落下防止を図ること。

2 訓練時の留意事項(火災発生時等の緊急時を除く。)
 器具の取扱いに熟知した者の立会いのもと、次の事項に留意の上実施すること。
 (1) 事前に手足の屈伸、首の旋回などの準備体操をし、体を十分にほぐしてから実施すること。
 (2) 強風の日等の悪天候の日の実施は避けること。
 (3) 取付金具や袋本体の異常の有無について、十分に点検した後に実施すること。
 (4) より安全性を確保するため、救助袋出口付近に安全マット等を適切に設置して実施する
  こと。
 (5) 降下姿勢について十分に説明するとともに、降下中に足が引っかかり、降下姿勢が変化す
  ることにより負傷するおそれがあるため、注意喚起を図ること。
 (6) 降下姿勢によっては、摩擦によりすり傷等を負うおそれもあるため、長袖、長ズボン及び軍
  手等を着用して実施すること。
 (7) 救助袋の上下に1人以上の監督者を配置し、双方で十分に連絡を取り合い、安全管理体制
  を確保した上で実施すること。

この中で怪我につながる大事な点として、降下姿勢は必ず足からまっすぐ滑り降り降下姿勢が変化しないよう心掛ける旨を説明。降下中に足がひっかかって姿勢が逆になって事故になったケースもあるので。上履きは履いていてもよいが、脱げやすい場合は靴を脱いで滑るように。あとポケットの中身は全て出して降下。あと前回事故になったスピードの出過ぎですが、足を開いて摩擦をかけてスピード調整するよう説明した。

説明のあと、先生と一緒に救助袋を降ろし下でも先生と一緒に展張して最初に自分が降下したのであるが、この学校は降下空地が少なくてまっすぐに展張する事ができず、なんと窓からちょっと外に飛び出したあと滑る方向が90度直角に曲がる(建物と並行に滑る形)なので、手で枠からつるされている紐を引っ張って降りる場所まで体をずりずり動かすのだがちょっと大変。降下空間が狭いのも心配であった。そのあと先生10名程度に降下してもらったがそんな服装で大丈夫か?と思う女性教師もいたけど注意できなかった。でも問題無く降下。

最後に最も心配な点があった。窓が高いし90度曲がって降下するため窓からのぞいても降下地点が見えないのだ。なので今回の訓練では机を持ってきてトイレから机の上に立って降下地点を見ながら連携して降下。当然、上と下が連携して降下訓練が必要だが、最も心配なのが上と下の連携で勘違いが発生し、もう訓練が終わりだと思って固定環から綱を外した後に降下してしまったら死傷事故となる。この90度タイプの救助袋だと上側では展張されているかどうかがあまり判断しずらい。降下する人がなんか変だなと気付けばだいじょうぶだが、そうでなければ真っ逆さまだ。心配すればキリがない事だけど・・・降下する人間が多くなればなるほどイレギュラーな事が起きる確率も高まるし自分としてはあまり救助袋の訓練はお勧めしたくない

画像は別の学校での降下訓練です。この時は確か5本一緒に降下訓練をしたので参りました。

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