未点検物件の避難ハッチ点検

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 やっと涼しくなってきまして点検するには良い季節になってきました。9月に入り少し落ち着いてきたのですが体や車の点検をしつつ充電して後期に備えていきたいと思います。

さて、先日消防より指導があり今まで消防設備点検を実施していなかった共同住宅の点検に23区内の点検に行ってきました。久々、朝新宿方面に下道で向かうと5km進むのに1時間近く費やし埼玉の田舎方面の仕事が最近多かったので渋滞に慣れておらず現場についたらもうグッタリしてしまいました。

6F建てで築20年以上なのですが、おそらく1度も点検を実施していない。設備は消火器、非常警報設備、避難器具。避難器具は15世帯近く避難ハッチが設置されているが、お知らせを配布して点検できたのが10世帯弱。1度も点検していないハッチ開けたくないですよねぇ(笑)自分はマスクをするのが好きではないですがマスクがあってもあのホコリは耐え難いものがあります。おそるおそるハッチを開けてもどっさりホコリが下に落ちるし(汗)

そして降ろしたは良いが硬くて戻らないハシゴ、ハッチ枠が錆びて穴が開き水漏れするのでふたを完全コーキングで防水しふたが開かず使用できないハッチ、コーキングではなくペンキでコーキングのようにして防水しふたの開かないハッチ、なんか蓋が固いなあと思い力を入れて開けると下蓋の天井部分がガムテープとビニールテープで貼ってあったことが判明したハッチ、ベランダがすのこで覆いつくされ見えないハッチ、点検中、上のハッチから水漏れに困っているとクレームの嵐が来る世帯。

うーーーん、もうすごかったです。やはり消防設備点検って必要なんです。定期的にハッチ開けて点検していればここまでにはならかなったでしょう。ハッチ改修って金額かなり高いしこれを全部直したらいったいいくらになってしまうのか?おそらくオーナーさんは改修しないと思いますが、入居者の方にこれってオーナーさんがすぐ直さなければならないんじゃないの??って聞かれてしまったが下手なこといってオーナさんともめると大変なんで余計な事は言わずに退散。

ところで話は変わりますが今年、宅建を受けようと勉強中でありますが試験日が10月でもう間に合わなそう(汗)宅建の本の中で賃貸借契約という内容があるんですけど、例えば水漏れなど修繕しないと建物の価値を損ねる問題があったとき賃貸人は必要な修繕をする義務がある。仮に賃借人の了解を得なくても賃貸人は建物自体の価値を損ねるため修繕することができるし、逆に賃借人が修繕をした場合には賃貸人へ修繕費用を請求することができるのである。

この場合はどうなんだろうか?上からのハッチ水漏れで困っていてなかなか対応がされない時に賃借人が上のハッチ交換を自分に依頼して賃借人からお金をもらい、そのあと賃借人から賃借人へハッチ改修費を請求する…うーーん、いろいろと厄介。かなり面倒なことになりそうですから現実的ではなさそう。ベランダは避難経路となる共用部だし賃貸借契約には当てはまらないか??

写真はペンキでコーキングされた避難ハッチです。見た目わかりずらいですがハッチ枠全く動きません…

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