自火報と消火栓点検のあとは防排煙設備点検。倉庫や工場など点検で大変なのは防排煙の点検ですね。こちらの防排煙はシャッター、防火戸、排煙口、排煙ダンパー。倉庫や工場といえばたいてい天井が高いんですがシャッターは電動なので楽ちんであった。危害防止装置が設置されていて前回は危害防止装置用のバッテリーを交換したが、これは天井の高い箇所の蓋を開けねばならずかなり大変。シャッターの復旧はR型の受信機側で復旧をいれるだけでかかるタイプであった。ワイヤーリングを引っ張らないと復旧できないタイプも倉庫にありがちで、これだと脚立をたてて復旧を入れなければならないのだ。
防火戸も問題なく、あとは排煙口と排煙ダンパー。排煙口は壁にある手動起動装置を押すと天井の排煙口が起動。R型のアナログ感知器なので3種煙は存在せず警戒の感知器が差動すれば連動する仕組みである。排煙口の復旧は手動起動の押し釦を引き戻すとモーター音が鳴り排煙口が閉まる。同様にR型受信機側でアドレス入力して復帰操作をしても復帰が可能であった。建物が結構複雑でなかなか排煙口が見つからず図面とにらめっこして移動を繰り返す。図面上ではひし形に数字が書かれたマークが排煙口を表しているようであった。
今回、点検者が一人足りず以前ブログで書いたWave1のビルメというサービスを申し込んで消防設備士に来て頂いたのであるが、その方がなんと以前よく応援に来てもらったり同業者飲み会によく来ていた方(病気で数年前に亡くなられた)が前に働いていた会社の同期で高校の同級生という方でありびっくり。その方の昔話でいろいろ思い出し弔ってあげた。これもあるあるですが、この業界で働いているとたいていの方が何かしら誰かとつながっていたりするもんである。その来て頂いた方から教えて頂いたが排煙口の交換はさほど難しくないとのことであった。いわば避難ハッチと同じで縦横奥行きのサイズを採寸して排煙口を作成しすっぽりはめ込むような感じのようだ。一度も見たことが無いがおそらく防火ダンパー同様専門の職人がいるのであろう。
排煙口が終わり次は排煙ダンパー。これは1F部分の高所の箇所にダンパーが複数(1対1)存在していたが、起動は排煙口と同じく壁の手動起動装置ボタンで起動、復旧ができるようである。しかし、全数起動しない…以前の業者も不良であげていたが、いったいいつから不良なのであろうか?押し釦を押すとウィーンと音がして閉めようと頑張ってはいるが全く羽は動かない。高所であるが何とか7尺をまっすぐ伸ばして何とか届く箇所に手を伸ばしてダンパーの紐を引っ張ると起動して開き応答表示が受信機にも表示された。用はモーターでは動かないといったところか。。。こちらは要調査後、交換見積もりとしたがダンパー側が問題なのか電圧が足りないとか電気的な問題なのか定かでないので果たしてどうするべきか困ったものである。
写真は排煙機用自家発電設備の制御盤画像です。起動ボタンにて頑張ってエンジン始動しようとしますが始動渋滞となってしまい、自家発が起動しません。おそらく自家発を定期的に(何年間も)起動してなかったせいかな?と思います。他の物件でも始動渋滞が出て起動しなかった自家発を自家発専門業者に修繕してもらった経緯があるので見てもらおうかなと。自家発といえば、そういえば自家発電設備専門技術者の更新講習のパンフレットが来ていたなぁ。。。講習受けても情けないかな、ほとんど身にならなかったように思います。もっと自家発の操作説明とか実践的にオーバーホールとかして各種の箇所の専門的技術の説明とか教えてほしかったのですが無かったように思います。資格としても5年間一切利用した記憶が無い…更新どうしようかな??負荷試験を自分でやる気もないし。
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この記事へのコメント
ぽん
殆どが消火栓やスプリンクラーのバックアップ電源でしょ?
自家発の電源で消火設備の点検をすればいいだけじゃないですか?私は数万円の上乗せで負荷運転をしてます。当然オイル等のメンテは別料金でいただいていますが、保全管理だけでもメーカーは高すぎます。毎年実負荷運転して点検したほうが安く1発で点検を終えられます。何事も経験です!
ただの設備点検業者は周りにいっぱいいます。そこで生き残るためには他社でやらないこと(実は簡単なこと)をやることです。
連結送水管や自家発の点検等は正直おいしいです。
うめうめ
コメントありがとうございます&いつもブログ拝見ありがとうございます!!
コロナで暇だったんですがGW明けて段取りしてたら5月の予定がもう一杯になってしまい更新がまた遅くなりそう(汗)そろそろ解除に向けて動き出しているので余計な仕事(消防点検)からやっつけていこうというお客様心理が働いているのかもしれません。
自家発ですが、そうですね~自分でやるべきですね。最近も同業者とそのような話をしておりまして、要は30%負荷を放水等で出力できるのか?という事ですが、単独設備用の自家発であれば30%負荷時の正常な電流値を超えるぐらいの負荷はあるはずという事でした。
負荷試験装置を借りないでもできるならそれが一番ですね!
ぽん
資格があれば他に特別な道具もいりませんよ。
うめうめ
早速の返信誠にありがとうございます!
なるほど、ということは必ずしも負荷試験30%でなくてもよいということなのでしょうか?373号通知の返答というのを確認してみたいと思います!全館停電が必要ない自家発なら、それで負荷試験できるので提案もできますね!
ぽん
せっかく投資して手に入れた資格ですから有効に使いましょう。
決してメーカーを否定するつもりもありませんしメーカーは自家発の性能保証の為に徹底的に改修見積もりを出してきます。これも正論です。
ただ内部監察するより負荷運転を毎年したほうが効率がいいと思っただけです。
うめうめ
ありがとうございます!消 防 予 第 528 号 確認しました。
ぽんさんの言う通り30%負荷でなくても火災時の消火活動の負荷であれば構わないと返答していますね!!知りませんでした。
うちは自家発物件数える程度しかないですし負荷運転をしている所は1,2件なんで、まだ負荷運転してないところで単独のところは提案していきます!!