スプリネックス解体の現調ほか

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 コロナウイルスによる自粛生活、皆さん本当にお疲れ様です。家にいる時間が多くネットサーフィンされている方も多いと思いますので週1更新ではなく多めに記事投稿していきたいと思います。

5月7日以降どうなるか、おそらく自粛延長が濃厚な雰囲気となってきました。流石に弊社も共同住宅の室内点検を断念し5月以降の点検は7日以降に判断していきたいと考えています。4月早々に点検のご案内をさせて頂いた入居者様におきましてはインターフォンでの会話で様子を伺い、点検ご希望の方にのみ入室させて頂き実施しました。点検ではできる限り入居者様と距離を置き、部屋の部分を基本触らないようにして点検棒を伸ばし最低限にて実施。認印もこちらで記入等で対応しました。それでも押入れや扉等をこちらで開ける必要もありましたが、こちらの事情も察知して点検ご希望されている入居者のほとんどが点検しやすいように扉や押入れを開けといて頂いたりしてくれる方が多く大変感謝致します。

タイトルの件ですが今まで点検してきてスプリネックスに遭遇する事が一度もなく初めて見てきました。ただ今回は点検ではなく解体のための現調なので大した事はわからなかったですがスプリネックス誤放出事件の噂をよく耳にするので慎重にすべきという事で現調してきました。スプリネックスが誤放出が多い最大の理由が差動と定温の熱感知器ダブル発報で放出してしまうからです。そして自火報受信機とは別の制御盤で制御しているケースが基本で受信機を停止しても感知器発報で放出してしまうのです。恐ろしい…(汗)

以前、消防設備点検の研修を受けたという新人の方に応援に来てもらった事があって、もう一人の熟練者が新人君に「点検は何ができるの?」と聞くと「消火器点検と自火報の炙り点検です」というので「それじゃあ光電2種と3種の違いはわかる?」と聞くと「わかりません!」と言うと熟練者が激怒し「2種と3種の違いがわからなくて自火報の炙り点検ができるって言わないんだよ。単独制御盤の3種を炙ってシャッター降下させてしまったら大事故になるだろ!!」と言ってましたが、その通りであり、こちらのスプリネックスの感知器も同様であります。

まあ点検責任者は当然ながらスプリネックスが導入されている物件を点検する場合には受信機だけでなくスプリネックスの制御盤も制御して炙っても大丈夫なようにしてから感知器発報の指示を出すわけですが、スプリネックスが入っているかどうか知らないで実施する新規点検のようなときには、感知器点検をする側にもそれ相応の勘を働かして欲しいのです。「あれ、何か差動と定温が並んでいるけど発報させて大丈夫ですか?」とか、「感知器にマークがついてますが発報して大丈夫ですか?」とか。

モリタ宮田の代理店ですのであまり下手な事は言えないですが、自分的には差動と定温ダブルで放出って点検する側からして正直、あまり良いシステムには思えないですね。せめて自火報の受信機で制御できるようにして点検の時は炙っても大丈夫なようにして欲しいですね。

スプリネックスって金額的にはどうなんでしょうか?消火栓ポンプや水槽を新たに設置が必要なことを考えるとおそらく安いと思いますが、それでも水道直結スプリンクラーが可能ならそれが一番効率的なように思います。通常のスプリンクラーと違い、通常の水より4倍の消火能力を持つ強化液を使用するので水量が少なくてよいとしてもそれだけのボンベを設置する必要があるのもちょっと大変ですね。

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