工事中箇所のある施設の消防設備点検

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 先日、工事中箇所のある公共施設の消防設備点検にて報告書内容に問題があるとの事で打ち合わせ現場調査に行ってきました。下請け物件のためあまり詳しくは書けないのですが(汗)どこにでもあるような事例なので概要を書いて考えていきたいと思います。

1年以上前の点検の出来事なのですが、4F建ての施設のうち3フロアにまたがる吹き抜け箇所の周りが工事中で中に入る事ができない状況でありました。点検開始時に担当者より工事中部分は入れないため点検しなくてもよい旨依頼を受けその場所以外の箇所の点検を行いました。消防設備の種類は自火報、非常放送、スプリンクラー、垂れ壁、防火戸等多岐に渡ります。

自火報はR型のため工事中対象となる箇所は感知器を外しているらしく受信機で無応答表示が出ており、自火報その5や防排煙の報告書でも対象となる工事個所については工事中のため未点検と記載し/として報告書を作成しました。それ以外にも消火器等未点検の箇所は消火器一覧に/未点検として報告書を作成しました。

時が経ち、その間に2回点検をした今年3月末に施設に内部監査が入ったらしく工事担当の監査人より点検報告書に疑義があると指導が入ったとの事であり、最初は電話等で対応していたのですが結局現場に訪問してお客様と打ち合わせする事となりました。第一に問題となったのが、自火報は未点検となっているのにスプリンクラーや非常放送が〇のままで全て点検済みとなっている事を指摘されました。これは私の報告書作成不備であり丁重に謝ったのですが特にスプリンクラーにおいてはヘッドの個数が記載されていて全数点検したことになっているので問題であるとの事。そして、工事中で点検できなかった箇所については未点検なのだから契約時の数量から減っているのだから減額対象であるという話でありました。

確かに公共案件などは各消防設備の個数から金額を算出しているので数量に変更があれば金額が変更となるという考え方がわからなくもない。しかし、どうでしょうか?入札で契約段階で数量が定まっていて落札したのにお客様都合で工事をして点検できず未点検だから数量変更で減額だなんて事あるんでしょうか?私の経験上では県の仕事や国の仕事などそれほどの種類はこなしていないですが、そんな経験はありません。もし契約書の中で工事で点検ができない箇所があればその数量を算出して減額するみたいな記載があるのなら別ですが、そんな記載があるはずもありません。

まあ減額費用がどの程度かわからないですが、元請け案件であれば契約の段階で聞いてないからそんな話はおかしいと主張して、それでも監査からそのように指導されているからと泣きつかれれば減額費用と実際にかかる費用とを鑑みて大した減額で無ければ仕方ないですねと折れるし、そうでなければ突っぱねると思います。ところが下請け案件なのであまり突っ込んだ話もできなくて、とりあえず未点検だから点検をしていないという訳ではなく、例えば消火器の本体不明でも消火器自体は見つかっていないから本体不明未点検となるが、消火器を探しているという点検をしていると。点検報告書上は〇×だけでなく点検しようとした結果/であると。これも点検のうちであると主張しました。また、マンションなどの点検では全部屋に入れる訳もなく入れなかった世帯については〇×号室未点検と記載して点検費については全体点検した費用のまま減額しないのが通例なんですよ。みたいな話をしましたがお客様的にはそんな話で監査人は納得しないのでは?という回答

結局自分は下請けのため元請け担当者がどのように話を進めているかはまだ不明ですが、当日はとりあえず未点検箇所のスプリンクラーヘッドと非常放送スピーカーの個数出しをする事となった。自分の点検報告書記載漏れのせいで元請け様に余計な作業が発生し申し訳なく思うが、お客様がいう数量変更に伴う減額なんて言う話には全くもって納得がいかないが消防設備士の皆さんの現場ではいかがでしょうか??

写真は誘導灯吊り下げ式の交換後です。こちらは他社が消防設備点検をしていて改修見積したところ弊社にも見積もり依頼があり見積もりしたところ弊社にて実施した案件であります。指示通りの長さ(50cm)の誘導灯吊具を使用すると結構低くて自分なんか(身長180cm)では完全に普通に歩いたら誘導灯が頭にぶつかってしまいます。170cmならぎりぎりセーフ。これはおかしいと思いましたが30cmの吊具を使用してしまうとハリのせいで今度は視認障害となってしまいます。これで仕方ないのかなぁ、でもここの住宅の人たちはちゃんとよけてくれるんだろうか?外人も多いし平気でぶつかる人とかいそうだなぁ

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この記事へのコメント

  • 火気厳禁

    減額しませんね 。極端なこと言うと全部留守、消火器1本しか点検出来なくても、9時~12時とチラシに書いていればその時間はそこにいますし、何回もインターフォン押すので、消火器1本だけの点検料金ってことは無いですから。ただ見積の数量が間違ってたら多少考慮はしますね。
    2021年06月12日 10:38