先日行った自動車整備工場の点検ですが1万㎡超なのに16年前から未点検(汗)点検報告書も存在していなくて参りました。4人で入ったんですがデータが無いためデータ取り作業や不良だらけのためかなり時間的に無理のあるお粗末な点検となってしまいました。
本案件のような立入検査で指導されて仕方なく消防設備点検を実施するような建物はどの位あるのでしょうか?確か消防署の規定で用途に伴って毎年、立入検査が必要だったりするようですが、本案件は店舗も兼ねる16項イの複合用途なんですが16年間も放置されてしまった事に問題があるようにも思えます。消防署側としても時間的な余裕が無い管轄だったりあるかもしれませんが大規模な所から潰していけば16年間放置されるなんて事にもならなかったと思います。逆に言えば、そういう事案があるからこそ建物管理者的にも消防署から立入があるまで点検しない方がお得!なんて考えに到ってしまうのかもしれません。建築設備定期検査や特定建築物定期調査のように届出が無い物件については立入検査以前に、即時点検報告するようにハガキ等で勧告する等を是非とも基本業務として欲しいものです。
さて点検内容なんですが16年間点検してないだけあって不良は蓄積されるものであります。これを報告書にまとめるのがどれだけ大変か。報告書を作る恐ろしさの前にブログを書いて心を整理しています。それにしてもR型のその5って何とかならんのでしょうか??????あれだけで膨大な枚数が必要となってしまいます。今回データが無いんで、作動試験をやりながら受信機でひたすらアドレスと名称を書きまくりました。これをその5にまとめる時にA4枚数が大変な事にならないよう、うまくまとめて作ってみようかなと思います。
今回の建物は1Fが整備工場や店舗で2F~6Fが駐車場なんですが、2Fから上のサーミスタ熱が不作動だらけ。16年もたつと劣化するんですね。最初はどのアドレスの感知器が不作動かとやり取りしてましたが脚立で感知器を外さないとアドレスもわからないし、そんな事していると点検が終わらないことが判明し調査改修としました。不作動だけで50個以上ありそう。上の階に行くほど不良が多いようにも思います。吹き抜けの風等がサーミスタに与える影響等もあるのでしょうか。
また、点検を始める前に能美製のR型受信機では無応答が出ている表示が数か所あったのですが、アドレスを記載忘れてしまい点検を始めると表示が出なくなってしまいました。もともとプリンターも停止状態、スピーカー線も抜かれていたため過去ログもわからず(汗)感知器を外してみると即座に無応答が表示されたので、点検した拍子で消えてしまったものと思いました。ところが最後に受信機を正常に戻すと、大量の無応答と誤応答のアドレスが表示される始末…もう末期状態でしょうか??とりあえず無応答はわかるのですが誤応答って一体何なんでしょうか??ネットでちょっと調べてみたんですがヒットせずわかりません。どなたか教えてもらえたら幸いです。
それ以外の不良は消火器全数期限切れ、連送耐圧試験未実施、移動粉末の格納箱変形、密栓点検未実施、高輝度誘導灯不点灯バッテリー不良10か所以上、立入検査に伴う物品多数による未警戒、防火シャッター閉鎖障害、非常放送スピーカー不鳴動複数個所・・・これは報告書を作成するだけでなく不良改修見積を作るのも一苦労しそうです。こういった見積もりってかなりの労力を費やしても実施する可能性が低いと見積もりを作るモチベーションも低くなります。私の悪い癖ですが、適当な見積もりを作成してしまい、たまたま実施する事となった際に金額が安すぎたとか項目が足りないとか・・・問題となることがたまにあります。今回はそうならないよう真面目に見積もりしたいと思います(笑)
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この記事へのコメント
火気厳禁
やりたくない→見積落ちる
やりたい→他社になる、もしくは放置。
よくあることです。
1年半前やる気の無い市営住宅の住宅用火災警報器のとりかえ2200個
入札落ちました、、、。15社中13社辞退か失格、うちともう1社がうちの3倍の金額でやるはめに、、やりたくないので役所行ってうちは反社会勢力やと言うも、相手にしてもらえず。工期5ヶ月延べ100人投入でやり遂げました。住警器に追いかけられる夢見ました。