
先日、仲間の防災屋の新規点検案件にパッケージ自動消火設備が設置されているので点検前に調査したいとのことで現地調査に行ってきました。11F建ての共同住宅の11F部分にスプリンクラーの代替設備としてパッケージ自動消火設備が設置されているとの事。おそらくマンション主体の点検業者なら11F以上の部分にスプリンクラーが設置されている物件を点検する機会も多く、ごく当たり前なのかもしれませんが弊社はマンションの点検機会が少なく、共同住宅用スプリンクラーの点検物件はあったかどうか・・・
そんな経験不足の私に来て欲しいとの事で有難い限りであります。事前に聞いていたのがおそらくモリタ宮田のスプリネックスだろうとの事。まず11F部分を確認。見たことのない小さなサーミスタの感知器やSPヘッドを確認。だが、どこを探しても制御盤は見つからず。制御盤が無いと感知器作動試験したら放水されてしまうではないか(汗)天井裏には中継器らしきものはあったもののスイッチ等がついているような制御盤は見つからず。1Fの管理人室付近か屋上にあるのか?
物品だらけの1F管理人室を探すが受信機や放送アンプ、アイホンの親機以外見当たらず。受信機にはSP関係の表示が一切ない。すると屋上にあるのか??屋上は写真の通り脚立をもってきて固定はしごにつかまり点検口から屋上へ。ところが点検口のダイヤル南京錠の番号が不明で調べてもらったがわからず。仕方なくボルトクリッパーにて南京錠のワイヤーを切断し、いざ屋上へと思ったがまたも初体験の点検口。自慢ではないのだが自分は身長が180cmで脚が長めなのですが、な・な・なんと点検口の固定はしごに足をかけて登ろうとすると膝が点検口内の壁にぶつかって全く登れないのだ。こんな事初めてであった。点検口が小さすぎるのだ。結局、なんとかして腕の力で脚を伸ばしたまま体を引き上げて屋上に到達(汗)
そして、それらしき大きな配電盤のような金属箱を発見。狭い屋上に柵も無くて大きな金属箱だけがそびえ立っていた。しっかりコンクリートの地面に固定されているけれど、もし何らかの拍子に倒れてふっとばされ下に落ちてしまったらと思うと恐ろしい。頑丈な蓋を開けると大きなボンベが6個と制御盤を発見。たかだか11Fにある2LDKが1世帯のためにこれだけの設備が屋上に設置されているのか…設計自体に問題があるのではないだろうか?火事は恐ろしい事だけど11F以上にスプリンクラーという事自体がそもそも無理があるのではないだろうか?いろいろ考えさせられてしまう。
制御盤を見るとモリタ宮田のスプリネックスではなく日本ドライのNEO スプリンクラーRXという製品であった。ところが起動ボンベからのゴム管が外されており動作しない状況となっていた。???確かに11Fはまだ新築から未入居とのことではあるが果たして?とりあえず殺している理由等をリサーチしてもらう事として調査作業は終了。また点検する機会があれば続きを書きたいと思います。
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